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トレーニング

筋トレはうつ病のリスクを大幅に低減する可能性があります

筋トレは筋肉をつけるだけでなく、うつ病のリスクを大幅に下げるということをご存知でしょうか? 今や日本人の約8人に1人がうつ病と言われています。 うつ病とはなにもかもやる気がしない状態が2週間以上続く状態です。 うつ病になって医者にいくと抗うつ剤が処方されます。うつ病を改善する為にはセロトニンというホルモンの分泌量を増やすことが必要なのです。 抗うつ剤はこのセロトニンの量を増やす働きがあるのですが、このセロトニンという物質は実は自分で増やすことができます。それに有効なのが筋トレなのです。 筋トレや運動をすることで脳が刺激を受けます。そうするとセロトニンの分泌量が増えてうつ病の改善につながるということです。 セロトニンの分泌以外にも、筋トレで「キヌレニン」の分解があげられます。 肉や魚、豆製品に豊富に含まれる必須アミノ酸の一つであるトリプトファンは、体内で代謝される過程で「キヌレニン」というアミノ酸へ変化をします。 このキヌレニンはうつ病や統合失調症などを患っている人では体内量が著しく増加することから、様々な精神疾患に関与していると考えられています。 神経系へのキヌレニンの生理メカニズムについては、未だにはっきりとは解明されていませんが、近年、この物質をコントロールすることでメンタルヘルスを向上させようとする研究も行われています。 カロリンスカ研究所の研究グループは、運動にともなう骨格筋への刺激によって筋肉中に発生する「PGC-1a1」というタンパク質から、キヌレニンを分解する酵素「キヌレニンアミノトランスフェラーゼ(KAT)」が誘導されることを発見しました。 遺伝子操作によって運動をしなくともPGC-1a1を生産するようにしたマウスで実験を行ったところ、筋肉中のKAT濃度が増加するという結果になりました。 また、自然状態のマウスにキヌレニンを投与すると鬱的な症状を示すことが知られていますが、PGC-1a1産生マウスではそうした振る舞いは見せなかったのです。 論文ではこうした効果について、キヌレニンが脳へ到達する前にKATによって無害なキヌレン酸へと変化されてしまうためではないか、としています この結果についてJorge Ruas氏は「我々は当初、筋肉を鍛えることで脳に有益な物質が産生されるものと考えていたが、結果は逆だった。鍛えられた筋肉は、体にとって有害な物質を解毒(purge)する酵素を作っていたのだ。これはつまり、筋肉が腎臓や肝臓と似たような機能を備えているということだ。」と語っています。 アメリカのAmerican Journal of Preventative Medicineによれば、週に合計150分程度のトレーニングをすると、鬱になるリスクを63%下げることができるそうです。