パーソナルジム・フィットネスジムの開業を検討している方の中には、内装について悩んでいる方もいるでしょう。
適した物件の選び方をはじめ、内装工事のポイントや改装する場合の工事項目についてもご紹介していきます。
理想のジムを作り上げるために、満足のいく内装にするポイントを押さえましょう。
まずは、物件を選ぶ際に重要となるポイントについて見ていきましょう。
ジム開業に向いている物件、向いていない物件があります。
適した物件を選ぶポイントについて見ていきましょう。
ジムと言っても、マンツーマンで指導を行うパーソナルジム、複数名が同時に利用できるフィットネスジムでは適した物件は異なります。
それぞれの特徴についても把握した上で、ジムのコンセプトにあった物件を選びましょう。
パーソナルジムの場合、利用者数が多くはなく、使用するマシンが少ないため、商用利用可能な賃貸物件を借りることもできます。
そのため、賃貸費用を抑えることができることも大きなメリットです。
ただし、フリーウエイトをメインで行うジムで、大きなマシンや重いウエイトを扱う場合など、防音性の高い物件、耐荷重で問題のない物件を選ぶ必要があるので注意が必要です。
フィットネスジムの場合、利用者数が多く導入するマシンが多いことや、防音性・耐荷重面の配慮が必要なことから、店舗用物件の方が適していると言えます。
店舗用物件であれば看板をつけることもできるなどメリットもありますが、賃貸費用が高くつくことが多いです。
また、コンセプトを明確にしておくことは、物件選びだけではなく、ジム開業の際の様々な選択にも大きく影響するため非常に重要となります。
コンセプトをまず明確にした上で、ジム開業に向けて動き出しましょう。
駅やバス停から近い、駐車場が確保できるなどのアクセス面は重要です。
また、仕事の前後に利用ができるようにオフィス街に作るなど、ターゲットに適した立地を選ぶ必要があります。
トレーニングマシンはサイズが大きいものも多いため、物件の高さは事前に確認しておく必要があります。
また、室内だけでく搬入の際にも十分なスペースの確保が必要となります。
搬入口の確保ができるかどうかも確認が必要です。
物件を選ぶ際、物件の構造についても確認が必要です。
SRC構造またはRC構造の物件は高い耐久性・耐震性・耐火性があるため、ジムに適した物件と言えるでしょう。
SRC造の方が耐震性が高いとも言われていましたが、昨今では大きな差はないとされています。
【RC造(鉄筋コンクリート造】
組み上げた型枠に鉄筋を配置して、そこにコンクリートを打ち込んだものです。
【SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造】
RC構造に鉄骨造が入ったもので、鉄骨の周囲に鉄筋を組み、そこにコンクリートを打ち込みます。
比較的建設コストが高く、賃貸物件の場合は賃料に影響が出てくる可能性があります。
居抜き物件は、設備や家具がそのままになっている物件のことで、飲食店などに多く見られます。
スケルトン物件は、コンクリート打ちっぱなしになっている物件で、壁や天井、内装などが何もない状態のものです。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で物件を選びましょう。
【居抜き物件】
メリット
物件が決まり、いざ内装工事を行うとなった場合にも確認しておくべきポイントがあります。
床の耐荷重ですが、一般的なマンションで1㎡あたり180kgまで、テナント物件で1㎡あたり300kgまでが目安となります。
設計図で確認ができますし、必要に応じては床の補強を行うなど、事前に確認・対策を行っておきましょう。
また、何も対策せずにマシンを設置するとすぐに床が傷ついてしまいます。
配置を考え、厚めのゴムマットを敷くなど傷対策も必要です。
壁の数を抑えるメリットも多いです。
コスト面でいえば、内装費用や電気工事費用を抑えることが可能です。
さらに、ワンフロアが広くなり開放感がある環境を作ることもできます。
壁を追加で撤去する場合は費用が必要ですが、追加で設置するかどうかは要検討しましょう。
どういった材料や素材を選ぶかでも、費用面・フロアの雰囲気は大きく変わります。
スポーツジムのため、衛生面や清潔さを考慮することは重要ですが、こだわりすぎてしまうことコストもかさんでしまいます。
パーソナルジムではコンセプトに合わせて内装を決めることも重要ですが、フィットネスジムなどでは統一感があればそこまで材料・素材にこだわらなくてもいいでしょう。
工事をする際、複数の会社で見積もりをとることも重要です。
費用を比較する上でも重要ですが、より理想とするスペースを作ってくれる会社を見極めるためにも、何社か見積もりを依頼しましょう。
具体的にどのような工事項目があり、どのような内装工事が必要になるのでしょうか。
それぞれの項目についても押さえておきましょう。
ロッカー、シャワールームなどの設置が、家具・建具工事に該当します。
ジムの場合は家具・建具工事費用が高くかかる傾向にあるため、どこまで費用をかけるべきかの判断が重要となります。
防災工事や電気の配線工事などを指します。
特に電気容量を増やす必要があると、高額な費用がかかる可能性があるため注意が必要です。
トイレなど、水回りの設備を導入する工事です。
シャワールームを追加で設置する場合などは、この給排水設備工事も追加で必要となります。
天井・壁・床の壁紙を貼る作業や塗装などを指します。
どういった素材を使用するかによってももちろん費用は変わりますし、間取りを変更することで大きくコストもかかります。
パーソナルジム・トレーニングジムの開業を検討している方に向けて、適した物件の選び方をはじめ、内装工事のポイントや改装する場合の工事項目についてご紹介していきました。
まずはどのようなジムにしたいかというコンセプトを明確にし、コンセプトにあった物件・内装を作ることが最も重要です。
その上で内装工事のポイントや改装する場合の工事項目を押さえ、満足のいく内装を作り上げましょう。
また、コスト面などから物件探しや内装まで手をかけることが難しい方には、ハコジムのフランチャイズ出店もおすすめです。
ハコジムは24時間完全無人運営のジムとなっており、開業資金も一般的なジムの1/10ほどとコストを抑えることができます。
さらに、開業前のサポートから、開業後も集客代行や店舗運営のアドバイスなども実施しており、手厚いサポートの中で独立にチャレンジできる点が大きな魅力です。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。