ジムを運営したいと考える皆さんが最初に抱える悩みのひとつに、ジムの立地があります。集客するにあたって、もちろん人通りの多いところの方が有利ですが、立地が良いと家賃相場もその分上がり、利益が出しづらくなるので難しいところ。
そこで今回は広島、福岡で個室ジム12店舗を運営するハコジムが、立地から物件選びのポイントまで詳しくご紹介します。記事の最後では、立地に左右されにくいハコジムのビジネスモデルについても解説。フィットネスジムの開業を考えられている方向きに、立地選びや事業モデルづくりの参考になる情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
フィットネスジムの会員の方にとって、ジムは生活習慣の一部として何度も通う場所になります。したがって会員になることを検討してもらうためには、仕事帰りや買い物ついでに寄れたり、家から行きやすい場所にあるなど、ユーザーの生活導線上に立地していることが重要です。さらに通りすがりの人からの認知獲得を狙うのであれば、ある程度人通りの多い通り沿いの物件を選ぶ必要もでてきます。
フィットネスジムの会員が集まりやすい立地には、主に以下の条件があります。
①駅前・繁華街
②商業施設
③郊外のロードサイド
それでは一つずつ見ていきましょう。
都心部では電車で通勤する層が多いことから、駅前や繁華街にジムを構えても十分な集客が見込めることになります。一方で、郊外であればあるほど移動手段が電車ではなく車である場合が多いため、駐車場の無い駅や繁華街は通いづらく集客が難しくなります。
対して、郊外でも集客が見込めると考えられるのは商業施設です。商業施設で集客が見込める点として考えられるのは、買い物ついでにふらっと立ち寄れる手軽さだといえるでしょう。ちょっと運動したい主婦をターゲットにする場合は、郊外の商業施設を検討してみてもいいかもしれませんね。
こちらはコロナ禍により増加してきたニーズです。これはコロナ禍でリモートワークが減少し、交通機関への利用が減っていることにより、ニーズが増加してきています。
ロードサイドの場合、ポイントはやはり駐車場です。施設規模にもよりますが、130坪程度の物件の場合30台以上が目安となります。コロナ禍という点を考慮するならロードサイドも良いかもしれませんね。
次に立地を選ぶ時のポイントは以下の通りです。
①会員の通いやすさ
②競合環境
③家賃相場
1つずつ見ていきましょう。
これはどの層をターゲットにするかどうかで変わってきます。例えば通勤帰りの社会人をターゲットにしたいのであれば、駅前や繁華街でジムを構える事が重要になってきますし、主婦層をターゲットにしたいのであれば商業施設にジムを構える事が重要になってきます。
また、男女でターゲティングする事も重要になってきます。男性であれば器具の充実が主軸になって来ると思いますが、女性をターゲットにする場合はこれらに加えてアメニティの充実や女性インストラクターの雇用なども重要なポイントになってきます。
自分がどの層にアプローチしたいかを明確にしてから立地を選ぶようにしましょう。
競合環境は立地を選ぶ上でとても重要になっていきます。街中にジムを構えたいと思っていてもそこに大手のフィットネスジムが並んでいたら集客はとても難しいですし、逆に競合のいない所にジムを構えても人が居なくて集客が難しい…なんて事も考えられます。
そのため、全く競合がいない所などと考えるのでは無く自分の理想の丁度いいところを考えてみましょう。
皆さんがとても気になるのは家賃の相場ですよね。その地域や場所、テナントに構える場合、賃貸で借りる場合などそれぞれ変わってしまうので一概には言えません。しかし、部屋やテナントを借りる上でランニングコストを抑えるポイントは存在します。今回はそれを見ていきましょう。
まず、家賃交渉はダメもとでも行ってみましょう。特に新築で無い場合は成功する確率が高いです。たとえ1万円でも年間12万円のコストが削減できます。家賃は交渉しないと決して安くなりません。勇気を出して交渉してみましょう。そしてもう一つ大切なのがオーナーに嘘をつかないということです。このポイントは、マンションタイプの賃貸物件でパーソナルジム起業をする方は抑えておきたいポイントです。
マンションタイプの賃貸物件は世の中に数多く存在しますが、事務所可の物件、その中でパーソナルジム可のマンションタイプの賃貸物件はわずかしかありません。事務所可の物件で理想的な間取り、賃料でもパーソナルジムはNGという物件も余裕であります。収益を伸ばして、賃料も忘れず払い続けていても住居用として借りた物件で商業をすれば契約違反になるので立退と言われれば立ち退くしかありません。このような最悪なケースにならない為にも、パーソナルジム経営をする物件として契約するようにしましょう。
物件の相場を見たところで物件選びのポイントを確認してみましょう。物件選びには以下のポイントがあります。
①床の強度
②広さ
③防音性
④その他の設備の充実
の4つになります。1つずつ見ていきましょう。
トレーニング機材、設備を置けるだけのスペースが確保されているのかも必要です。間取りなども、それに合わせて見る必要があるでしょう。
トレーニング中は声やマシンを動かす音など、騒音が発生しやすいです。鉄筋コンクリート造の建物のように、防音性の高い物件であることも、重要な条件と言えます。
シャワールームとトイレは完備で、かつそれぞれ別の部屋になっているか。更衣室のための部屋・スペースはあるかなども重要です。女性の利用者さんにとっては、こうした設備の充実は安心できる材料にもなります。
また、会員の方の来店手段が車になりがちなエリアで出店するなら、駐車場(駐輪場)があるかどうかもチェックしておきましょう。
今まで色々とジムを開業する上で様々な観点から見てきましたが、立地検討や物件選びにハードルの高さを感じる方が多かったのではないでしょうか。
私たちの運営しているハコジムも、立地が重要な業態であることに変わりはありませんが、「比較的狭い物件でも出店できる」「雑居ビルの2階以上など条件の悪い物件でも運営実績あり」「目立った立地でなくても集客できるウェブ集客力」など他にはない特徴的なビジネスモデルを確立しており、立地や物件を幅広い選択肢から選ぶことができます。
ここで、立地に左右されにくいフィットネスジム業態を実現しているハコジムの仕組みについて簡単にご紹介いたします。
ハコジムは24時間完全無人運営。無人運営によって店舗運営にかかるコストを抑えることで、コストパフォーマンスの高い会員価格を実現し安定した新規会員獲得につなげています。
必要な面積は20坪前後〜、2階以上でも開業可能。新規会員集客は、ウェブ広告メインで行っています。立地に頼らず集客ができるので、必ずしも人通りの良い場所を選ぶ必要がなく、物件の選択肢が広がります。
初期投資は一般的なジムの1/10ほど。フランチャイズ加盟金も低額に抑えています。 毎月の人件費はパーソナルトレーナーへの委託費と清掃代のみ。低コストで立ち上げ、運営できるオペレーションが確立されているからこそ、自然に会員が集まり継続してもらいやすい価格競争力を実現しています。
会員の方からの問い合わせ対応も本部が代行。パーソナルトレーナーの採用も本部にお任せ。 従業員採用や顧客対応の手間がかからないので多店舗展開もスムーズに進められます。
これなら少しハードルが下がったと思いませんか?ハコジムは現在広島・福岡から全国に店舗を広げるべく、フランチャイズオーナーを募集しています。
もしフランチャイズによるジム経営が気になる方は、是非以下のリンクから詳細を確認してみてください。
ハコジム フランチャイズ募集サイト