
フィットネスジムの開業を検討している方の中には、トレーナーを採用して規模を拡大しながら事業を行いたいと考えている方もいるでしょう。
 採用のポイントをはじめ、どのような採用方法があるのかについてもご紹介していきます。
 自社にあった採用方法を見極め、よりマッチした人材を獲得しましょう。

まずはじめにトレーナーを採用する上で、市場はどのような状況なのか見ていきましょう。
2020年時点で、フィットネス業界は新型コロナウイルスの影響を大きく受けている現状があります。
 とある調査によると(※1)、約7割のトレーナーが「月収が減った」と回答しています。
さらに収入が減っただけではなく、業務内容にも変化があったと回答した方が7割以上という結果になりました。
 感染を避けるため、オンラインや屋外でのレッスン、個別や訪問という形での指導が増えたというトレーナーも多いようです。
フィットネス業界においても、少しづつウィズコロナでの新たな業務形態を見いだせるようになってきましたが、感染状況により影響を受けやすい業種であると言えるでしょう。
 常に動向をチェックし感染対策を徹底することはもちろん、臨機応変な対応が求められています。

トレーナーを採用する上で、どのようなポイントや考え方を持つべきか、採用戦略についても考えていきましょう。
フィットネス業界に限らず、求職者は必ず応募する企業の情報をチェックします。
 どのような企業なのか、どのような特徴を持っているのか、求職者に理解してもらえるように自社の魅力を発信しましょう。
 自社のウェブサイトやSNSなどを通して、自社の雰囲気を求職者へ伝えていくことが重要です。
また、求職者の目に止まりやすいようにする工夫も必要です。
 定期的に情報発信を行うことはもちろん、SEO対策、求人サイトやプレスリリースを活用するなど、少しでも多くの人の目に触れるような対策をしていきましょう。
どのような点を採用の際に重要視しているのか、どのような人材がマッチすると考えているのか、採用したいトレーナー像を企業側が明確にすることも重要です。
 自社で働くイメージを持ちやすくすることで、採用の際のミスマッチを抑えることにも繋がるでしょう。
実際に働いているスタッフの声をブログや自社サイトに掲載している企業も多くあります。
 求職者が具体的に働くイメージを持ってもらえるような情報発信をしていきましょう。
より良い人材を採用するためには、多くの求職者からの募集がなくてはなりません。
 そのためには、採用条件を明確に提示したり、正しく仕事を評価する制度やキャリアプランを設けることが重要です。
 この企業でトレーナーとして素晴らしいキャリアを積み重ねることができる、正しく自分の仕事を評価してもらえると感じてもらえるようなシステムを作り上げましょう。

どのようなトレーナーが優秀なのか、見極めるポイントについても見ていきましょう。
どのようなスキルを持っているかは、トレーナーにとって非常に重要なポイントです。
 マシントレーニングの指導ができるのか、インストラクターとして活動ができるのか、栄養指導なども行えるのかなど、これまでどのような指導を行った経験があり、どのようなスキルを持っているのかを把握する必要があります。
求職者が自社の雰囲気に合う、自社が求めるキャラクターなのかを判断する必要もあります。
 コミュニケーション能力や協調性といった部分はトレーナーにとって重要な要素ではありますが、さらに自社がどのような資質を持つ人材を求めているかを明確にして、性格面でもマッチするかどうかを見極めましょう。
応募者がトレーナー経験のない、未経験者である場合もあるかと思います。
 その際はこれまでの経験についての話を聞き、素質を見極めることが重要です。
 その上で、自社が求める人材とマッチするかをしっかりと判断しましょう。
また、一般的な評価基準であるSPIなどの適正検査を行うという選択肢もあります。
 客観的に判断したい場合に適した方法です。

トレーナーの採用についても、様々な募集方法があります。
 自社にはどういった採用媒体が適しているのか判断し、適したものを活用していきましょう。
SNSでの募集も近年ではメジャーな手段になってきています。
 自社サイトだけではなく、InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを活用し、トレーナーの採用を呼びかける企業も増えてきました。
 企業側も最新の情報を手軽にアップしやすく、求職者からコンタクトがあった場合、情報も把握しやすいです。
 また、求職者もSNSを通して自身の魅力を企業へアピールすることもできるでしょう。
一般的な求人媒体を利用して募集する方法があります。
 無料で求人を掲載できる媒体もあるため、採用コストを抑えたい場合にはおすすめの選択肢と言えるでしょう。
 また、認知度も高く、利用者も多いため、多くの人の目に触れやすいというメリットがあります。
【代表的な無料の求人媒体(一部有料)】
 ハローワーク、indeed、求人ボックスなど
【代表的な有料の求人媒体】
 マイナビ転職、エン転職、dodaなど
| 費用 | 会員数 | 特徴 | スカウト機能 | |
| マイナビ転職 | 20000円〜140000円(一週間) ※応募課金制のため変動あり  | 
678万人 | 全国の求人募集あり | あり | 
| エン転職 | 要問合せ | 942万人 | 若手の採用に注力 | あり | 
| doda |  10〜180万円 ※要問合せ  | 
648万人 | 即戦力採用に注力 | DM利用可 | 
※2021年10月時点
トレーナー専門で求人を募集できる媒体も増えてきています。
 専門性の高い求人媒体のため、経験者やトレーナー業界への興味関心が強い人材とマッチしやすいツールと言えるでしょう。
 代表的な求人媒体は以下となります。

フィットネスジムの開業を検討している方に向けて、トレーナー採用のポイントをはじめ、どのような採用方法があるのかについてご紹介してきました。
まずはフィットネス業界の特徴や現状を把握した上で、人材獲得に乗り出すことが重要です。
 その上で、自社にあった採用方法を見極めることで、コスト面での損失やミスマッチを少なくすることが可能です。
 ポイントを抑え、自社にあった人材確保を目指しましょう。
また、ジムの開業を考えている方にはハコジムのフランチャイズ出店もおすすめです。
 ハコジムは24時間完全無人運営のジムとなっており、開業資金も一般的なジムの1/10ほどとコストを抑えることができます。
 さらに、開業前のサポートから、開業後も集客代行や店舗運営のアドバイスなども実施しており、手厚いサポートの中で独立にチャレンジできる点が大きな魅力です。
 気になる方はお気軽にお問い合わせください。
 
 【引用】
 ※1:PRTIMES
 【トレーナー・インストラクターの実態調査】新型コロナで仕事も収入も激減!?SNSや動画配信で発信していても収入に繋げるのは難しい…(株式会社コンプライアンス)