パーソナルトレーナーの資格を独学でとるには?|勉強方法や資格以外で必要なことも紹介

パーソナルトレーナーを目指す中で、資格取得を考えている方も多いでしょう。
様々な資格がありますが、中には独学で取得することができるものもあります。

独学で取得できる資格をはじめ、勉強方法やおすすめの本など、トレーナーの資格を独学で取る方法についてご紹介していきます。

パーソナルトレーナーの資格は独学で取れる?

パーソナルトレーナーになるために資格は必要ありませんが、就職の際に有利になったり、お客様からの信頼にも繋がったりすることから、資格を持っているトレーナーも多いです。

パーソナルトレーナーに役立つ資格は複数ありますが、学校へ通わなくては取得しなければいけないものも、独学で取得できるものもあります

また、近年ではボディメイクだけでなく、腰痛や肩こりなど慢性痛の緩和・改善、姿勢改善など、医療寄りの内容も求められています。
資格の有無に関わらず、幅広い要望に応えられる知見を身につけていなければいけません。

資格取得のための勉強方法

独学で資格を取得する場合、自分に合った勉強方法を選択できることは大きなメリットです。
資格取得のための勉強方法について見ていきましょう。

トレーナーのための資格

まずは、独学で取れる代表的なトレーナーの資格について詳しく見ていきましょう。

NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)

全米の協会が認定する資格で、世界中で多くのトレーナーが活躍しています。
一般の方からアスリートまで、幅広い対象者へ向けた運動指導を行いたい方に向けた資格です。
受験料:4万6000円(税込)

NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

全米資格認定委員会より認定を受けている、信頼性の高い資格です。
アスリートのパフォーマンスの向上、傷害予防などのサポートを行いたい方に適しています。
受験料:5万200円(税込)

NESTA PFT(NESTA公認パーソナルフィットネストレーナー)

世界20カ国で資格保持者が活躍しており、国際的に信頼性が高い資格です。
健康、体力など心身の状態の改善・向上をサポートするための知識・技術を習得していることを証明する資格で、幅広い対象者に運動指導したい方におすすめです。
受験料:7万2500円〜(税込) ※コースにより異なる

≪参考ページ≫
トレーナーになるために資格は必要?資格取得のメリットとおすすめ資格の紹介

独学での勉強方法【知識編】

独学での勉強方法ですが、参考書や問題集を元に進めるのがいいでしょう。
NSCAジャパン、NESTAジャパンから公式のものが販売されています。
試験対策としてはもちろんですが、トレーナーになった後も活用できる内容となっていますので、揃えておくことをおすすめします。

トレーニングに関する知見が多少ある場合

まず公式問題集から解いてみましょう。
先に問題集に着手することで、どのような内容が出題されるかがわかり、より実践的に勉強することができるためです。
具体的な手順は以下となります。
  1. 一つ取り組むセクションを決める。
  2. 公式問題集を解く。
  3. 参考書を開き、問題内容についての知識を深める。問題の内容だけでなく、付随する内容についてもチェックする。
  4. 再度公式問題集に取り組む。回答の解説もしっかり読み込む。
  5. 対策問題集を解く。
  6. 別のセクションへ進む。

トレーニングに関する知見が全くない場合

トレーニングについての知識や経験が乏しい場合は、NESTAジャパンの公式サイト内に記載されている勉強方法がおすすめです。
時間はかかりますが、まずテキストをしっかりと読み込み、トレーナーが持つ基礎的知識をイメージできるようになりましょう。
  1. テキストを全て読み込む。
  2. 問題集を解く。
  3. 採点する。得意な内容、不得意な内容を把握し、勉強の優先順位を明確にする。
  4. 解説を読み、不正解だった内容について理解を深める。
  5. 優先度の高い内容から、再度問題集を解く。

独学での勉強方法【実技編】

今回詳しく紹介している資格に実技試験はありませんが、実技面についても知見を深めておきましょう。
トレーナーとして働く上では実技指導が中心となりますし、正しい見本を見せれるようになっておく必要があるためです。
最低限基本的なメニューについては正しいフォームで行えるように練習し、できれば幅広いトレーニングを指導できるよう、自身のトレーニングにもより力を入れましょう。

資格取得のためにおすすめの教科書、本

トレーニングに関連する書籍は多数販売されていますが、試験対策としては公式の参考書や問題集がおすすめです。
NSCAジャパン、NESTAジャパンからも参考書や問題集が販売されているため、受験する資格の参考書や問題集で対策を行なってから試験に臨むのがいいでしょう。
なお、改訂されているテキストも多いため、現在の試験内容に合ったテキストかどうかを確認の上購入するようにしてください。

NSCA-CPT

・NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版:一般価格 13,200円 (税込)/会員価格 11,880円(税込)
・NSCA-CPT受験用問題集セット:一般価格 11,000円 (税込)/会員価格 9,900円(税込)
※NSCA-CPT模擬問題集、DVD、認定試験受験ガイドブックのセット

NSCA-CSCS

・NSCA決定版 ストレングストレーニング&コンディショニング 第4版:一般価格 13,200円 (税込)/会員価格 11,880円(税込)
・受験用問題集セット:一般価格 12,100円 (税込)/会員価格 10,890円(税込別)
※CSCS模擬問題集、DVD、認定試験受験ガイドブックのセット

NESTA PET

・テキスト(新テキスト版):13,600円
・問題集: 14,000円(税込)

パーソナルトレーナーになるために資格以外で必要なこと

パーソナルトレーナーには誰でもなることができるため、資格以外の要素が非常に重要と言えるでしょう。
資格以外にも必要なことをおさえておきましょう。

資格の範囲外の知識

パーソナルトレーナーとして独立・開業する場合、トレーニングの知識以外にも経営や税金に関する知識が必要となります。
事業として成立させ、経営していくための知識や、確定申告を行う際の知識などを身につけておきましょう。

実務経験

実務経験も様々な面で役に立ちます。
資格を受験する際に実技試験がないものもありますが、実際にトレーニングを行う際には実技指導していくこととなります。
実務経験を通して、実技指導のスキルを身につけていくことは必要不可欠です。

また、スポーツジムで働くことで施設を管理する能力が身についたり、憧れのトレーナーの元で実務経験を積むことで、自分の強みを作り差別化することなどにも繋がるでしょう。

コミュニケーション能力

トレーナーの仕事で最も重要なことは、クライアントが目標を達成するサポートをすることです。
そのためには、クライアントから上手くヒアリングを行い、要望を聞き出すことが重要です。
クライアントとの信頼関係を築き、要望を聞き出すためにも、コミュニケーション能力は必要不可欠です。

クライアントの身体や要望に合わせた提案力

ゴールに対してアプローチの方法はたくさんあります。
クライアントの要望や身体状況を把握し、どのようなメニューであればより効率的にトレーニングが行えるのか、モチベーションが保てるのかなど、個々に合わせたトレーニングを提案する能力も必要です。

初心者から即戦力を育成するトレーナー養成スクール「HUB」


参考書などで学ぶこともできますが、講義を受けながら学びたい、より実践的なスキルを身につけたいという方もいるでしょう。
様々な養成スクールも増えてきていますが、おすすめのスクールの一つが「HUB」です。

「HUB」は、未経験からトレーナーになりたい方に適したトレーナー養成スクールで、ウエイトトレーニングの知識や技術面に加え、治療の観点で指導ができる人材を育てます。
生理学や解剖学、運動学など、トレーニングで重要な基礎知識から学ぶことができ、知識がない方でも、多方面からのアプローチを学ぶことができるカリキュラムとなっています。

さらにトレーナーになった後、お客様の信頼を得続けることにも注力しており、応用力・問題解決能力を身につけることも可能です。
就職支援やフランチャイズのオーナーとしての活躍の場も支援しているので、その点も大きな魅力と言えるでしょう。
またスクーリングも可能ですし、オンラインでの受講もできるため、自身のライフスタイルにあった形で学べることもHUBの強みです。

≪参考サイト≫
パーソナルトレーナー養成スクール HUB

まとめ


パーソナルトレーナーになるために役立つ資格の中には、独学で取得できるものもあります
質の高い教材を使い、効率よく勉強することで、独学でも知識を身につけることは可能です。

ただし、トレーナーには知識だけでなく実技面の指導スキルや、トレーニングに関すること以外の知識も必要となります。
実技スキルやトレーナーになった後に必要なスキルについても学ぶことができる養成スクールなどもありますので、トレーナーとして働くというゴールを常に見据えて、幅広く学びを深めていきましょう。

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