ハコジム新小岩店のオーナーに聞く|出店を決めた経緯や内装工事について

今回は、ハコジム新小岩店のオーナーである高木仁さんに、ハコジムでフランチャイズ出店を決めた経緯や、内装工事のエピソードなどについて詳しくお話を伺いました。

高木仁さん|ハコジム 新小岩店オーナー、株式会社カーネルコンサルティング代表

これまでの経歴について教えてください。

大学は工学部出身で、システム開発会社に入社しシステムエンジニアとして技術職をしていました。
その後、その会社でコンサルティング事業部の立ち上げに関わることになり、これをきっかけに中小企業診断士の資格を取得しました。
会社勤めをしながら中小企業診断士の活動を行い独立。当初は、IT関連を中心にビジネスモデルの構築や業務改革の仕事を中心にしていましたが、やがてフランチャイズの仕事にも携わるようになりました。
今では、フランチャイズ本部の立ち上げや立て直しのご支援がほとんどです。

ハコジムに興味を持ったきっかけは何ですか。

独立をした当初から、フランチャイズ加盟による新規事業展開に興味がありました。
そのような中で、フィットネス関連のフランチャイズ本部のサポートをさせていただく機会があり、この頃からフィットネス系のフランチャイズをやってみたいと思うようになりました。

ただ、初期投資がかなり大きかったこと、本業のコンサルティング事業以外の仕事に労力を割くのが難しいことから、自分がフランチャイズの運営を行うというところまでは踏み出せませんでした。

しかし、ハコジムの本部立ち上げのお手伝いをきっかけに、フィットネスのフランチャイズをやりたいという気持ちが再燃しました。
ハコジムの業態を見て「これはいいぞ」と。単純に自分が使いたい、自宅近くに欲しいと思いました。先ほど言ったようにIT系の出身ということもあり、AIスマートミラーをはじめとして、DXによる先進的なビジネスモデルが非常に良かったです。また、本部内部に開発部隊を抱えており、常にビジネスモデルの改革をし続けていることは非常に良い点でした。

新小岩に出店することになった経緯を教えてください。

物件は半年近く探し、具体的に進んでいたのが頓挫したこともありました。
そもそも自分で使いたいという気持ちもあったことから、自宅のある千葉県市川市の近辺で物件を探していましたが、家賃や商圏などの諸条件があう物件が見つからず、東京都内、新小岩周辺まで範囲を広げました。

あまり新小岩周辺のことを分かっていませんでしたが、調査を進めるうちに、再開発の計画があることが判明したり、店前の人流が多かったり、すぐ裏は商店街であったり。立地条件としてはかなり良いことがわかりました。最終的には、店舗サイズと家賃で折り合いがついたというのもありこの物件に決めました。

資金はどのように調達されたのですか?

本業のコンサルティング事業が順調なこともあり、自己資金はありましたが、プラスで借り入れによる資金調達は行いました。
本部に相談している段階で税理士にも相談していたのですが、すぐに日本政策金融公庫を紹介していただき、運転資金としての借り入れがあっという間に決まりました。実は、加盟する前に資金調達ができているという状態でした。

今回、当社の場合はすぐに調達ができましたが、資金調達に関しては、しっかりと事業計画を立てて置くことが大事だと思います。経営面ももちろんですが、周囲からの理解を得るためにもとても重要ですし、周囲からのサポートも得やすくなります。

設計から施工までの流れについて教えてください。

基本的には、ハコジムの標準モデルがあるので、それに基づき店舗レイアウトは本部から提案をいただき、内装会社様からの提案も含め、今のレイアウトに決定しました。

内装工事、看板工事については、これまでの仕事で繋がりのあった企業様に相談し、依頼することになりました。知り合いということもあり、施行面もコスト面も具体的な相談をしながら進めることができました。
本部からも直営店の出店で利用している企業様は紹介していただけるので、協力会社探しに不安がある方も問題ないと思います。
施工中は、数回、原田さん(ハコジムFC本部)にも現地を見ていただき、確認しながら作業を進めていきました。

内装工事が終わったらトレーニング器具やスマートミラーの搬入作業を行いますが、ここに関しても本部が主体となって動いてくれまして、器具の選定や設置についても全面的なサポートをしていただきました。それ以外の、細かな備品類も直営店での実績から、具体的な製品を紹介していただけるので、基本的には、指定されたものを用意すれば大丈夫でした。

内装工事以降、多少、プラスの作業が必要になりました。例えば壁に時計をつけるとか、ちょっとした工事です。私自身DIYが好きでして、工具もある程度持っていたため自分で対応しましたが、そうでない場合は追加で費用がかかるかもしれません。
あとは、どうしてもゴミが出るので廃棄にも費用がかかります。私は自分でゴミ処理場に持ち込み廃棄をしたので費用を抑えることができましたが、外部に依頼すると10万以上かかるかもしれません。当社は1万円もかかりませんでした。

無人業態のフィットネスジムを運営する上で、考慮すべき点は何でしょうか。

騒音面は注意が必要かと思います。
ハコジム の場合はランニングマシン等がないため、トレーニングの際に生じる断続的な音の心配はありませんが、ウェイトを置くときに乱暴な置き方をされると大きな音が出ます。その音が気がかりだったので、本部とも相談し、床マットは標準よりも厚いタイプのものを採用しました。
また、本部のシステムとして、器具の取扱等についての注意喚起のアナウンスが自動で流れるようになっているため、無人でも騒音対策についてはフォローできていると考えています。

一番苦労したことは何でしたか?

やはり物件探しでしょうか。
現在の物件に決める前に、内装工事の見積もりを出したり、不動産屋と交渉を進めていたりと、具体的な話を進めていた物件があったのですが、ビルが古くて工事費用がかさむという問題がありました。
結局は、トレーニングジムとなると騒音の心配が拭いきれないと、ビルオーナーから断られるということがありました。

今の物件は店舗用の物件で、不動産情報サイトで探しました。
事前にビルオーナーと面談する機会をいただいたので、その点もよかったと思います。
騒音面で隣接の建物との兼ね合いを心配されていましたが、原田さんからも事前に交渉のポイントを教えてもらっていたので、ネガティブなポイントに対するフォローもうまくできたのではないかと思います。

オーナーとしてどのような業務をされているのですか?

オーナーの仕事は、清掃・備品管理など店舗管理がメインです。
私の場合、清掃は業務委託でお願いしているので、基本は管理のみですね。
イレギュラーな対応がない限り、2週に1回、月2回程度、備品の補充やゴミの回収をしに店舗へ足を運びます。
あわせて簡単なチェックを行うような形で、負担なく運営を行えています。

オープンしてしばらく経ちましたが、現状や課題を教えてください。

集客については、本部が主体となって行なってくれており、問題は感じていません。他にも特に不安な点はないですね。
強いて言うのであれば、「ハコトレ」というまだ全店には導入されていないサービスを新小岩店は採用しており、その稼働率を上げたいと考えています。
「ハコトレ」はトレーニング初心者こそ利用していただきたいサービスなので、初心者のかたも入りやすい雰囲気を作れたらいいですね。

今後の展望についてもお聞かせください。

複数出店したいと考えています。
トレーナーが複数店舗を利用できるよう、新小岩近辺に展開していきたいです。
新小岩や小岩は開発が進んでいるエリアなので、商圏面からも魅力を感じています。

ハコジムの強みは何だと思いますか。

私はいつも、フランチャイズ本部を3つの視点から評価しています。

1つ目は、業態そのものの強さです。つまりハコジム事業そのものです。
ハコジムは「個室」「セルフ」「24H・365日」「パーソナルトレーナー」「AIスマートミラー|ハコトレ」という新しい業態で、お客様が安心して始められ、続けられる環境が整っています。
そして、直営14店舗での経験から、集客の仕組みを作り上げてきています。実際、ブランド認知度の低い東京エリアでの初出店でしたが、ほぼ計画通りの集客ができています。
さらに、初期投資や運営コストを抑える仕組みやノウハウも確立できていて、継続的に収益が得られる事業となっています。

2つ目は、本部の仕組みが確立されてかといる点です。
長期的に見たときに本部がきちんとした体制を持ち、都度ビジネスモデルを変えていく仕組みがないと、今後、激化していくであろうフィットネス業界を勝ち抜いていけません。
正直、ハコジムは、フランチャイズ本部としては、まだまだアーリーステージにあります。しかし、開発チームが社内にあって内部でコンテンツを作れます。常にビジネスモデルの改革を進めています。
また、新小岩での経験から加盟者への支援体制も整いつつあります。今後の加盟者への支援については問題ないレベルになってきていると思います(この点については、私も支援していきます)。

3つ目は、市場における将来性と競争力です。
健康に対する意識の高まりなどからフィットネスニーズは増加していますし、今後も増えていくと思われます。しかし、その分フィットネス事業への参入が急増し競争は激化、24時間運営のジムも増えていて価格勝負になってきています。フィットネス事業は、新規の顧客獲得も大事ですが、そのお客様が利用し続けていただけるかも重要です。
ハコジムは、1つ目の「業態」でお話ししたような特徴から、継続的に利用していただける仕組みもできているのではないかと思いますし、その強化も進めていくと思います。

どのような人がフランチャイズのオーナーに向いていると思われますか?

まず、フィットネスが好き、ハコジムが良いと思われた方ですね。
特にフィットネスという分野は、長期的に利益を得られる安定的なモデル。投資型であり、自分も腰を据えて長く関わっていく覚悟が必要です。
この事業を面白いと思えるか、自分が使いたいと思えるかは非常に重要ですし、サービス業においては特に大事なことなのではないでしょうか。

また、今までフィットネスに関わったことがない方、フランチャイズの運営をしたことがない方でも、問題ないと思います。
本部のサポートがありますし、しっかりとしたノウハウがあります。まずは本部のサポートを受け入れて、運営していくことが重要かと思いますね。

加盟者インタビュー〈新小岩店〉動画はこちらから↓
https://hacogym.jp/fcnews/フランチャイズ加盟者インタビュー-〈新小岩店〉

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ハコジムは24時間完全無人運営のジムとなっており、開業資金も一般的なジムの1/10ほどとコストを抑えることができます。
さらに、開業前のサポートから、開業後も集客代行や店舗運営のアドバイスなども実施しており、手厚いサポートの中で独立にチャレンジできる点が大きな魅力です。
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