ジムフランチャイズの業態比較｜目的別の選び方を解説
様々な業種で見られるフランチャイズですが、トレーニングジムにおいても募集をしている企業があります。
そこで、フランチャイズでジムを開業する仕組みやメリット、デメリット、それぞれの業態についてご紹介していきます。
フランチャイズ募集しているジムを探しているかた、フランチャイズジムの業態比較をしたいかた、独立開業を目指しているかたはぜひ参考にしてみてください。
フランチャイズでジムを開業するには
他業種のフランチャイズと同様の方法で、フランチャイズでジムを開業することが可能です。
フランチャイズとは、フランチャイジー（加盟店）がフランチャイザー（親企業）にロイヤリティ（加盟金）を支払うことで、成立するシステムです。
加盟店は売上の一部をロイヤリティとして本部に納める代わりに、フランチャイズの名前を利用して活動することができます。
また、ノウハウや知識をフランチャイザーから学ぶことができるため、知見の少ない状態からでもジムを開業することが可能です。
開業に必要な資金ですが、加盟金、物件の保証料、内装工事費、器具の購入などで、1,000万円以上かかるケースが多いです。
ただし、ジムの規模や業態によっては少額で開業できるケースもあるため、業態比較をして検討することが重要です。
【参考記事】
フランチャイズとは？FC本部が説明するフランチャイズ独立開業のポイント
フランチャイズでジムを開業するメリット、デメリット
フランチャイズでジムを開業するメリット、デメリットについても理解しておきましょう。
メリット
様々なノウハウを短期間で得られる
フランチャイズの大きなメリットとして、親会社が培ってきたノウハウを短期間で得られることがあげられます。
トレーニングに関する知識や指導方法はもちろん、運営に関する知識やスタッフ育成に関するノウハウ、必要書類の作成方法など、幅広い内容について学ぶことが可能です。
特に、トレーナーとしての経験がないかたにとっては、フランチャイズでの出店はメリットが大きいと言えるでしょう。
フランチャイズの名前を利用出来る
フランチャイズの名前を利用できることで、集客の際も有利に働きます。
さらに、トレーニング器具についても、親会社が確立してきたルートで購入やリースができるケースもあります。
すでに、ビジネスモデルを確立しているフランチャイズだからこそのメリットです。
デメリット
加盟金やロイヤリティが掛かる
フランチャイズに加入するためには加盟金が必要です。
さらに、企業により異なりますが、一定の金額を毎月支払うケースや売上の何割かをロイヤリティをして払うケースが多く、ジム経営以外にも費用が必要となります。
売上が少なくてもロイヤリティの支払いは必要となるため、加盟するメリットがあるかどうか十分に検討することが重要です。
独自性が低く、臨機応変な対応が難しい
フランチャイズの場合、どの店舗でも一定の質を保つためにマニュアル化されていることが多いです。
また、店舗周辺の住宅環境や、競合他社の動向などにより、経営が悪化しても業態の変更など臨機応変な対応ができません。
自分で店舗を経営するときのような、独自性を出すことや柔軟な対応は難しいと言えます。
トラブルがあった際に影響を受ける
フランチャイズのブランド力はプラスに働くことが多いですが、一方でトラブルがあった場合も影響を受ける可能性があります。
トラブルが発生する場合も想定し、どのフランチャイズチェーンに加入するべきか、慎重に検討しましょう。
契約終了後、個人でジムを開業できないケースもある
経営ノウハウや機密情報などを守るため、契約終了後に同業種の開業を禁止しているケースがあります。
ゆくゆく個人でジムを開業したいと考えているかたは、十分に確認しておきましょう。
ジムフランチャイズの業態比較
スポーツジムと言っても、様々な業態のものがあります。
それぞれの特徴について理解しておきましょう。
総合型スポーツジム
多くのかたがイメージするような、フットネスクラブやスポーツジムなどの総合型スポーツジムです。
大規模な施設で運営を行うジムは、フランチャイズでも多い業態の1つです。
大規模な施設のため、費用がかかる点が課題と言えるしょう。
床面積の広い物件を用意したり、プールやスタジオの設備を作ったりする必要があるため、多くの初期費用がかかります。
さらに、大きな施設を運営、管理していくためには多くのスタッフも必要なため、人件費も高くなる傾向があります。
開業から運営において、多くの資金が必要となるため、フランチャイズの知名度を十分に活用し、利益を出さなくてはいけません。
【事例】コナミスポーツクラブ
コナミスポーツクラブは、代表的な総合型スポーツジムの一つです。
フランチャイズに加盟することで、直営施設と同様のノウハウや品質を得ることができる点が最大のメリットと言えるでしょう。
他にも、未経験層の新規顧客化に向けたマーケティングに強みがあること、低コストの運営オペレーションを実現できること、本部からの手厚いサポートを受けられることも魅力です。
- 資金が潤沢にある
- 大規模な経営で大きな利益を出したい
- 大手のノウハウやサポートを得たい
専門型ジム（ホットヨガ、ストレッチ、キックボクシング等）
ホットヨガ、キックボクシングジム、ストレッチ専門店など、専門的なトレーニングやサービスを提供しているものが、専門型ジムです。
年々フィットネス業界への注目度も高まっており、それぞれの個性を活かした、様々な専門性を持ったジムも増えている傾向にあります。
内容により必要な設備は異なりますが、ヨガスタジオなどマシンを使用しないジムであれば、設備費や賃料なども抑えることができます。
【事例】ナインラウンド（キックボクシング）
世界23か国で展開されており、30分で行える新感覚サーキット型キックボクササイズジムがナインラウンドです。
ナインラウンドの特徴は、比較的少額に抑えられる初期費用と運営費です。
初期費用は、加盟費、設備費、基本工事費を含んで総額約1,650万円(物件取得費除く)と、総合型スポーツジムと比較し費用を抑えることが可能です。
さらに、ロイヤリティ、本部販促費、各種システム利用料で約18万円（月額）と、少額な費用で運営することもできます。
【こんなかたにおすすめ】
- 専門的なフィットネスジムを運営したい
- コストをなるべく抑えたい
24時間ジム
24時間トレーニングが可能なジムも増えてきており、フランチャイズにおいても増加傾向にあります。総合型スポーツジムと比較してトレーニング指導に重きを置いていないため、人件費を抑えることができる点は大きな強みです。
さらにセキュリティ面の対策を入念に行うことは必須ですが、最低限の人数で運営を行うことも可能なため、24時間営業も可能となります。
このような背景から、利用料を抑えることができ、集客しやすいというメリットもあります。
【事例】エニタイムフィットネス
日本で1000店舗以上を展開する、24時間ジムがエニタイムフィットネスです。
国内でも開業1年で800名以上の集客を達成する店舗もあるなど、洗練されたフランチャイズシステムに定評があります。
状況に合わせて本部がマーケティングなどのアドバイスをおこなっており、万全の体制でサポートを受けられることも魅力です。
【こんなかたにおすすめ】
- 大型のジムを運営したいがコストは最低限に抑えたい
- 24時間営業のジムを運営したい
パーソナルジム
一対一で指導を行うパーソナルジムも、フランチャイズで開業することが可能です。
スタッフを雇用する必要がないため人件費を抑えることもできますし、最小限のトレーニング器具で指導を行うことができるため少ない費用でも開業、運営することができます。
大型のスポーツジムと比較して、利用客が少なくても経営が成り立ちますが、その分トレーナーのスキルが利用客の満足度と直結することも理解しておきましょう。
フランチャイズによって指導内容も異なるため、どのような指導が受けられるのか確認しておく必要があります。
【こんなかたにおすすめ】
- 個人で開業したい
- 小規模で運営を行いたい
- コストを抑えたい
フランチャイズジムを検討している方にはハコジム
24時間無人営業かつ個室ジムというスタイルを持つのが、ハコジムです。
ハコジムでもフランチャイズ募集を行なっています。
無人運営かつ個室ジムのため、初期投資、ランニングコスト（賃料、人件費）を抑えることが可能です。
また、スタッフの採用育成、接客対応は一切不要で、トレーナー採用やコールセンターは本部が実施するため、人手をかけずに運営できる点も魅力です。
さらに、本部がウェブ広告などで集客サポートを行なっている点や、月会費を低価格に抑えていることなどから、安定した継続収入も期待できます。
【こんなかたにおすすめ】
- 個人で運営したい
- コストを抑えたい
- トレーニング以外の業務はサポートを受けたい
- 安定した収入を得たい
まとめ
トレーニングジムにおいても、フランチャイズ募集を行う企業が増えてきています。
一言でフランチャイズと言っても、業態や企業によって大きく内容は異なります。
フランチャイズのメリット、デメリットも把握した上で、どのように参入するべきなのか検討しましょう。
また、フランチャイズのジム開業を検討しているかたにはハコジムもおすすめです。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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