トレーナーとして働いている方、働きたいと思っている方の中には、フリーでキャリアを積み重ねていきたいと考えている方も多いでしょう。
トレーナーとしてのキャリアについて模索している方へ向け、トレーナーの働き方としての選択肢やそれぞれのメリット・デメリットをはじめ、どのような資格やスキルが優位に働くかなどをご紹介していきます。
トレーナーの働き方の選択肢として、正社員として働く方法とフリーランスで働く方法、さらに独立・開業するという3つの選択肢があります。
企業などに所属せず、フリーでトレーナー・インストラクターとして活動するケースです。
スポーツジムと業務委託契約を結んだり、スポーツトレーナーの派遣会社に登録し依頼に応じて指導を行ったり、プロアスリート個人と契約を結んだりする場合もあります。
また、フリーでプロチームや企業の実業団と契約するケースもあります。
基本的には指導スペースを借りたり、指導相手の元へ足を運んだりして、指導を行う方が多いです。
フィットネスジムで知識や経験を積み、お客様との関係性を築いた上でフリーランスへ転向する流れが一般的と言えるでしょう。
【メリット】
所得が290万円を超えないと事業税は発生しないため、開業に関する手続きを行わない方も多いようです。
ただし、この申告をしていることで、給付金や補助金といった国の制度を利用することが可能となりますので、そういった点も踏まえて手続きの必要性についても考える必要があることを覚えておきましょう。
また、開業に合わせて青色申告の検討も行いましょう。
節税効果が高いなどメリットも多いですが、開業から2ヶ月以内(1月1日から15日に開業した人は3月15日まで)に「所得税青色申告承認申請書」を提出しないと青色申告をすることができません。
開業届を提出するときに申請書も一緒に提出することをおすすめします。
≪関連記事≫
【フリーランストレーナー】確定申告のポイント|青色申告の方法、提出手順、経費についても解説
そもそもトレーナーとして働くために、必須の資格はありません。
もちろん資格は有利に働くこともありますが、必ず取得しなければいけないわけではないのです。
ただし、トレーナーとしてキャリアを重ねる場合には幅広い専門知識や技術が必要となりますし、フィットネスジムで働く際など採用基準として所有資格を見られることもあります。
知識や技術を一定以上取得しているという証明のためにも、実際にトレーナーとして働く方の多くが資格を取得している現状もあります。
実際、トレーナーとして働いている方の半数以上が、医療機関(病院、診療所など)で働いているというデータがあり、国家資格を持つことで医療機関でも働く選択肢を持つことも可能です。
また、民間資格にはなりますが、NSCA、NESTAは国際的にトレーナーが取得する資格として知られており、JATIも国内ではメジャーな資格として知られています。
【国家資格】
【民間資格】
パーソナルトレーナーとして独立するためには、トレーナーとしての知識以外にも様々なスキルが必要となります。
トレーナー業に限らず、接客業では重要なスキルとなりますが、高いコミュニケーションスキルは重要です。
個人でお客様を獲得し、トレーニングを継続していただく必要性があるため、信用を得られる、納得していただけるようなコミュニケーション能力を身につける必要があります。
パーソナルトレーナーとして独立する中で、最も重要で困難な点が顧客の集客です。
固定のお客様が付かなければ、収入は見込めませんし、継続してくださるお客様から口コミなどで新たな顧客の獲得に繋がることは多いです。
HPの作成、SNSの利用など様々な手段がありますが、集客のためのスキルや知識を身につけていくことは必須です。
スポーツトレーナーを目指す方が多く選択する、一般的なルートもご紹介します。
多くの方がスポーツ系、または医療系の専門学校や大学へ進学し、資格を取得してからトレーナーとして活動し始めるケースが多いです。
資格取得はゴールではなく、スタートとなります。
プロチームで指導したい場合や独立・開業を目指すためには、ここから実績を積んでいく必要があります。
長期的な視野を持ち、キャリアパスを描いていくことが重要です。
パーソナルトレーナーとしての今後を考えた際、フィットネス業界の可能性について考えることが重要です。
近年、健康に対する関心は高まっているといえ、様々な業界から参入してきている企業も見受けられます。
健康維持という目的はもちろん、ダイエットなどのボディメイク、また高齢者の機能維持・向上のための指導などにも需要があります。
性別・年齢を問わず需要のある業界だからこそ、幅広い知識や経験を身につけていくことで、パーソナルトレーナーとしての活躍の幅も広がっていくことが期待されます。
トレーナーとしての働く上でどのような選択肢があるか、またそのメリット・デメリットについて、トレーナーとして役立つ資格やスキルなどについてご紹介してきました。
トレーナーという仕事には必ずこうしなくてはいけないというキャリアパスがない分、自由度が高い反面難しさもあるといえるでしょう。
そのため、フィットネス業界の今後の動向や、どのようなニーズがあるかをリアルタイムで見定め、自身のキャリアを常に考えておくことは重要といえます。
フリーランスで活動したい、開業・独立したいという場合も様々な選択肢がありますが、ハコジムのフランチャイズ出店もおすすめです。
ハコジムは24時間完全無人運営のジムとなっており、開業資金も一般的なジムの1/10ほどとコストを抑えることができます。
さらに、開業前のサポートから、開業後も集客代行や店舗運営のアドバイスなども実施しており、手厚いサポートの中で独立にチャレンジできる点が大きな魅力です。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。