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自主トレとパーソナルトレーニングの利点とは?併用がおすすめの理由

トレーニングには、自分で行う方法(以下自主トレ)やパーソナルトレーナーの指導を受けながら行う方法(以下パーソナルトレーニング)があります。しかし、どちらが効果的なのかわからずに、迷っているケースは少なくありません。

そこで今回は、自主トレとパーソナルトレーニングのそれぞれの利点に加え、併用したときの効果について解説していきます。

自主トレの利点

まずは、自主トレにはどのような利点があるのか説明します。

自分のペースでトレーニングできる

自主トレは、自分のペースでトレーニングできることが大きなメリットです。

仕事や家庭などで、自由に時間がとれないことも少なくないでしょう。しかし、自主トレの場合、好きな時間やタイミングでトレーニングができます。

また、スポーツジムで自主トレを行えば、マシンや器具を自由に使ってトレーニングできます。一方、自宅での自主トレの場合は、移動や着替える時間が少ないため、手軽にトレーニングできるメリットも大きいです。

ただし、注意点もあります。それは、トレーニングについて正しい知識がないと、狙った効果が出ないこと。また、自分のペースでできる反面、やらない理由を作ってしまうことにも注意が必要です。

集中して反復練習ができる

誰かにじっと見られていることが苦手な場合、また周囲に大勢のトレーニーがいることで刺激になる場合、自主トレに大きなメリットがあります。集中して反復練習ができるためです。一人で黙々と打ち込めるタイプの人は、特にメリットを感じるでしょう。

集中力はトレーニング効果に大きく関わってくるため、疎かにはできません。そのため、このような集中できる環境を整備することは、目標達成に近づくためのコツと言えます。

トレーニング方法を理解して自主トレができる方は誰かに聞かなくてもトレーニングできるため、いちいちスタッフに聞くなど集中力が途切れることなくトレーニングが行えます。またハコジムなどの個室ジムでは、、大勢のトレーニーがいることもないので器具があく順番を待つことなく自分だけの集中空間でトレーニングできます。

パーソナルトレーニングの利点

次に、パーソナルトレーニングの利点を説明します。

正確なフォームを習得できる

パーソナルトレーニングの際は、トレーナーから直接指導を受けるため、正確なフォームを習得することができます。また、自分自身では気づきにくい、姿勢や角度なども修正してくれるでしょう。

正しいフォームでトレーニングができないと、多くのデメリットが発生します。

たとえば、狙ったところとは異なる部位が鍛えられてしまいます。そのため、長期間トレーニングしているにもかかわらず、思ったような結果が得られないケースも出てくるでしょう。

また、誤ったフォームはケガのリスクも高めてしまいます。関節などに負担のかかる体勢でトレーニングしてしまうこともあるため、トレーナーによるフォームの修正は、ケガ防止の観点からも大きなメリットと言えるでしょう。

体質に考慮したメニューを組んでくれる

パーソナルトレーニングでは、トレーナーがあなたの体質に合ったメニューを組んでくれます。目標を達成するための種目や組み合わせ、重量など、結果に直結する理想的なメニューです。一人でジムに通い続けているにもかかわらず結果が出ない人に最適と言えるでしょう。

また、目標達成に直結するメニューを組むことは、ごまかしが効かないトレーニング法とも言えます。そのため、トレーニングはキツいですが、マンツーマンレッスンならではの、きめ細かい指導や軌道修正を行ってくれます。その結果、健康的に、そして短期間で成果を上げることが期待できるでしょう。

精神的なサポートを受けられる

パーソナルトレーニングでは、トレーナーに心理的なサポートを受けられることも大きなメリットです。トレーニング効果は、精神面からの影響も少なくありません。

たとえば、トレーニングでは、筋肉の隅々までしっかり刺激を与えます。その際、一人だけでは、十分に追い込むことができません。そのため、トレーニング効果は半減してしまいます。

そこで、トレーナーによるサポートを受けることで、しっかり追い込むことができます。結果的に、短期間で高い成果が期待できるでしょう。

また、日常的な精神サポートも重要です。「モチベーションが続かない」「さぼり癖が出てしまう」など、トレーニングの継続が難しくなる原因を持つ人も少なくありません。

しかし、パーソナルトレーニング特有のきめ細かいフォローによって、アドバイスの他、数字や見た目の変化を明確に示してくれます。このようなサポートを受けることで、モチベーションアップにつながります。

毎回のトレーニングに前向きに臨めることは、トレーニング内容そのものと直接関係ありません。しかし、パフォーマンスの向上と目標達成とは深い関係があります。

自主トレとパーソナルトレーニング併用の利点

最後に、自主トレとパーソナルトレーニングを併用した場合の利点や効果を説明します。

自主トレとパーソナルトレーニングのデメリットをカバーできる

自主トレとパーソナルトレーニングには、それぞれデメリットも存在します。これらのデメリットをお互いにカバーできることも、併用する大きなメリットです。

たとえば、自主トレには、自分でフォームを確認できない、器具やマシンを使う順番を待つ必要がある、モチベーション低下でさぼる可能性があるなどのデメリットがあります。

パーソナルトレーニングでは、トレーナーがフォームを確認し、指導・修正してくれます。このようなフィードバックは重要で、フォームの改善だけでなく、モチベーションアップにもつながるでしょう。

また、予約すればトレーニングするしかなくなるため、半ば強制的にジムに足を運ばせることができます。

一方、パーソナルトレーニングにもデメリットは存在します。手抜きができないためトレーニングがキツい、プログラム終了後にリバウンドのリスクがあるなどです。大体1時間平均5,000円前後かかるので料金的な負担も生じます。

トレーニングがキツい理由は、正確なフォームで筋肉の隅々まで負荷を与えるためで、目標達成に必要不可欠なことです。しかし、正しいトレーニング法がわかったら、じっくり打ち込みたくなることもあるでしょう。その際に、自主トレで集中して反復練習することができます。

また、せっかく目標を達成しても、その後リバウンドしては意味がありません。体型を維持するためには、パーソナルトレーニングで指導を受けたことを継続する必要があります。そこで自主トレを組み合わせることで、次のように長期的な成果が期待できるでしょう。

長期的な成果が期待できる

自主トレとパーソナルトレーニングをあわせて行うことで、長期的な成果が期待できます。たとえば、ダイエット目的の場合、太りにくく痩せやすいトレーニング習慣をつけることができるでしょう。

パーソナルトレーニングで正確なフォームやトレーニング法を身につければ、自主トレでも正しい方法でトレーニングができます。さらに、自主トレで反復練習をすることで、体にしっかり定着させることができます。

その過程で、フォームやトレーニング法に狂いが生じることもあるでしょう。その場合は、パーソナルトレーニングで修正することができます。

そして、自主トレで再び反復練習を繰り返すことで、パーソナルトレーニングだけ、また自主トレだけのトレーニングと比べて、高い効果が得られます。結果的に、トレーニングが長続きし、理想のボディを維持しやすくなるでしょう。

まとめ

自主トレとパーソナルトレーニングそれぞれの、そして併用したときの利点について解説してきました。

いずれのトレーニングも、大きなメリットがあります。しかし、反対にデメリットも存在します。

そこでおすすめするのが、自主トレとパーソナルトレーニングを併用すること。それぞれのデメリットをカバーでき、長期的な成果が期待できるためです。

特に、パーソナルトレーニングで身につけた正しいフォームやトレーニング法を自主トレで反復練習することはたいへん重要です。ぜひ、自主トレとパーソナルトレーニングを併用して、理想の体型を手に入れるだけでなく、維持してください。

この記事の監修者

小津間勇二

ハコジム エグゼクティブトレーナー。パーソナルトレーナー養成校HUB校長。国家資格 柔道整復師。後進のトレーナーを教育する傍ら、自らも現場に立ち指導に取り組んでいる。